接着方法の多様性

1. コンタクト接着
   つける材料の両面に塗布し表面が乾燥する程度のオープンタイム（5分～30分）を取ってから張り合わせると仮止め不要の初期強度に優れた接着ができる。
2. 粘着接着
   硬化過程に幅広い粘着領域を持つため条件によっては片面塗布でもフォーム類やシート類の広面積接着が可能である。
3. 再活性接着
   塗布した接着剤をいったん乾燥させ、接着時に溶剤や熱（100℃前後）で接着剤を再活性化させて張り合わすことができる。
4. 加熱、加圧接着
   熱再活性接着と同様の方法で張り合わせ、ただちに熱プレスで加圧して接着すると接着強さと耐熱性に優れた接着ができる。

クロロプレンゴム系　セメダイン575　

・接着強さ

	1	3	5	10	試験方法
加硫ゴム×鋼板	2.7	2.5	3.3	2.8	はく離接着強さ（N／mm）
加硫ゴム×メラミン塗面	2.2	2.9	2.9	4.4	〃
ビニルレザー×合板	2.3	3.2	3.2	4.9	〃
化粧板×合板	2.2	3.2	3.9	4.1	引張りせん断強さ（N／mm2）

（注）接着条件：両面塗布、オープンタイム10分

・耐熱はく離接着強さ

（単位：N／mm）

	25	40	60	80
加硫天然ゴム×メラミン塗装鋼板	2.9	2.1	1.4	1.3

（試験法）試験片を7日間室温に放置後所定の試験温度で30分間加熱し、その温度で強さを測定

・オープンタイムと経日接着強さ

・各種被着材に対する接着強さ